【君のこと幸せにするよ?僕と結婚してください】
えへへ、むふふ、ニヤニヤ
〔はーづーきーまた妄想の世界でニヤニヤしてんの?笑〕
『もーほっといてよー。今いい所なんだからーえへへ』
〔やれやれ笑〕
私、加藤葉月《かとうはづき》普通の女子高生!✨LJK✨
まぁ、普通じゃないと言ったら...すぐ妄想しちゃうところかな?テヘッ!
―――昼ごはん中―――
『あぁーイケメン不足〜!』
〔おいおい、はづきー下品なこと言うなって笑〕
『だってー!』
―――下校中―――
ふふん♪ふふふーん♪
今日はー誰を妄想しよっかなー?
えへへ、むふふ
ドンッ!!!!!!!!
『ぐわっい、いてててて』
「痛ってー。」
そして、顔を見てみると...
えっめ、めちゃくちゃイケメン!
こんなイケメンと...いやいやいや妄想の世界に入る前に
『あの!すいません!』
「・・・」
すると、ぶつかったイケメンの男性は足早に去っていった。
『な、なによあの人。ぶつかっといて謝りもなしかよ!』
顔は良いのに性格ダメだわ。
ま、まぁ悪いのは私なんだけどね…
―――次の日―――
ふふふーん♪
〔まーた妄想かよー〕
『ほっといてよー』
〔あれ?はづき手どうした?すりむいたの?〕
『ん?あぁーこれね昨日ぶつかってすてーんといってしまったあはは...』
〔まじかー。大丈夫か??〕
『うんー大丈夫ー...って!そのぶつかった人ムカつくんだけど!』
〔うわっび、ビックリしたー。急におっきな声出すなよー!〕
『だってだってムカつくんだもん!でも、イケメンだったなぁこの世に存在する人とは思えないぐらいに。あぁーおもいだしたくなかった!!』
〔自分が思い出したんだろ...笑〕
もー本当にあの人なんなのよー!
ムカつく!!!
キーンコーンカーンコーン
〔お、チャイム鳴ったじゃ、席戻るわ!〕
『ほーい』
ガラガラ
【はいはい。みなさん席ついてー!】
【今から転校生を発表します!】
[ええ!まじかーやば!]
[イケメンがいいなぁー]
[いやいや、女子かもよ!]
[可愛い子だったら俺付き合ってやろう]
教室がざわめく。
イケメン?可愛い子?そんな子滅多にいないよ。期待するだけ無駄だわ。
みんな、なぜそんなに期待ができるのか…
【それでは、入って下さいー】
ガラガラ
そこには、イケメンが立っていた。
まさに、昨日の人のようなこの世の人とは思え...って、、ん?あの人ぶつかった人に似てる...んだけ...ど。って!
『あぁーーー!ぶつかったひと!』
みんなが、私に注目する。
[え!はづきのしりあい?!]
〔え、葉月知り合い?〕
「あー。昨日の人。」
知り合い?んなわけない!怒りが湧いてくるーーー!!!
【はいはい。みなさん静かに!!】
【名前行ってもらっていいかな?】
「あ、はい。えーと、秋本王司です。」
あき...もとおうじ。なんだろ妄想ができそう...えへへ、むふふ
【えーそれじゃあ加藤さんと知り合いらしいので加藤さんの隣に座ってください!】
私は、妄想の中に入ったら誰の話も聞こえない。なにか良いことがあるときだけ反応はする。
すると...ダンッ!!!!!!
『え。。。』
「なに、ニヤニヤしてんの?俺で妄想してるのか?」
『な。。。なによ!』
[はづきは妄想しかしないよー!]
[おうじくん気おつけてね!]
クスクス、ニヤニヤ
あぁー。もう最悪!
こんな、やつと隣なんて...
私の人生終わったーーーーー!!!!!!