「えーいいじゃん。
ちょっとぐらい……減るものでもあるまいし」

「減らなくても困ります!」

下手に見せたら触られて
キティが何か言葉に出したら大変じゃない。

必死に拒んでいると
何を思ったか、ジリジリと追い込み
また壁に押し付けられてしまう。

えぇっ!?

何……この状況。

何故だか、また
私、この人に追い込まれてしまった。

「ふーん。それよりもさ~今日の格好は、
随分と可愛らしいね?ゴスロリ?
昨日は、普通の格好だったのに……もしかして
この会社の制服なの?」

凄い至近距離で質問される。

昨日と同じで……心臓が
破裂しそうになるぐらいドキドキしてしまう。

「ち、違います……」

「ふーん。でも、その格好似合うね?
フランス人形みたいだ。綺麗じゃん」

そう言いながら髪を触ってくる。

な、何なの……!?

心臓がドキドキして動揺していたら

「ケイティ様」

えっ!?

呼ばれた方を見ると西野さんだった。