『う~ん。』

私は、何とか意識を取り戻した。
目を開けると何処かの一室に居た。

ここは……何処なの!?

ベッドの上で両手を縄で縛り付けられていた。
しかも、下着姿にされて

『キャアッ!?
何よ……これ?』

何で、こんなことになっているの!?

慌てて起き上がろうとすると縄のせいで
なかなか上手く起き上がれない。

するとあの警察官のふりをしていた男達数人が 
私の前に現れた。

「マジでいいのかなぁ~?
こんな美人を俺達が相手して?」

「いいんじゃねぇーの?
一条寺様が恥ずかしい姿を写真撮れれば
後は、好きにしてもいいって言われてるし
ラッキーじゃん」

「この子も可哀想に。
一条寺様を逆らったからこんな目に遭ってさ」

そう言いながらもニヤニヤしながら
こちらを見てくる。

一条寺って……あの一条美千香の!?

じゃあ、まさかこれは……あの人が
やったことなの!?

キティや社長が怖れていたことが現実に
なってしまった。

私は、絶体絶命のピンチに陥る。