社長と私。

和樹さんはそう言って自室にはいっていった。


なんだ、だったら最初からそう言ってくれればよかったのに


私は涙をポタポタと落としながらキッチンに向かい
自分のご飯を食べる。

和樹さんと結婚してから頑張って作りはじめた料理。

確かに不恰好で味も保障できない。