次の日の会議、昨日起こった出来事をトシが話していた。




「……ということだ。

香月、お前は必然的に留守番だ」



眉を下げて、困ったように笑う。



彼の話を聞いて反論するつもりは無い。


ただ一つ言いたいことがあるのだとしたら……。




「何で私を差し出さなかったの?」




私の小さな疑問に、至る所から笑いが込み上がる。




「そりゃあ、お前が仲間だからだろうが」



ククッと笑いながらも、答えたのは左之だった。



私の隣に座っていた総司は頭にポンッと手を乗せて、優しく笑ってくれた。




「……まぁとにかくだ。

今回は謹慎じゃねぇが、屯所内で大人しくしてろよ」



そう言って悪戯っぽく笑うトシに、一が2回ほど頷いていた。



納得はしていないけど、大人しく頷く。