「……づる。……。ちづる!」
大きな声でゆうとが呼んでいる事に気が付かなかった。
つかさのことを考えすぎた。
「大丈夫?」
私は「大丈夫です」と、返事をして、その場を去ろうとした。

「…………待って!!」
ゆうとの顔は、なんだか強張っていた。
「どうしたの?」と、返事をしたら、
「今度の日曜日さ! 遊び行かない?」

…………え?

彼はにこやかだったが、私はにこやか処ではない!!
こんな普通の私が、学園1のイケメンと、遊びに行った事がバレたら、周りの女子から恨まれること、100%じゃないですか!!
「えぇっと、その、遊びに行くと言うより、先程の事で相談があるんだけどね。 ダメかな?」
私もあまり、すっきり解決したことではなかった。だから、行く事にした。

「じゃあね♪ また日曜日に!」
ゆうとは大きく手を振って、待っていた友達の所へ向かっていった。

今日はなんだか、普通じゃない。つかさの事も気になる。
もしかしたら、ゆうとは知っているのかも! と思うと嬉しくなった。
日曜日が、楽しみだな♪