俺と吹雪はお袋の家に初めて来た。

爺ちゃんと、葵さんと酒の相手。

「響はいくつになった?」

「俺は20。」

「もう20歳か・・・早いな。響も吹雪も・・・。

お前等の成長はみてねぇからな」

確かにお袋の祖父母の記憶はねぇ。

双子達のように、一緒にいたことがない。

「さぁ、飲もう、飲もう」

爺ちゃんの酒の相手をした。