どっかのラッキーな女の子があの瞳に見つめられながら、あの声で愛言葉を囁かれるんだろうななんて考えながら音楽を聴いていた。
「今日来てくれた皆ありがとうございます。」
これで終わっちゃったや
これで一週間生きる活力はもらった。
目を瞑ればまたあの声が聴こえてくる。
と目を瞑って歩いてたら人にぶつかった。
「あ、すいません」
謝って顔をあげたら、ギターの人っぽい
「こっちこそごめんね、こんなとこ立ってたら邪魔だよね」
頭を振って歩こうとしたら
「この後また飲みか?」
後ろから声が聴こえて来た。
あの声だよ、うわ
あんなきれいな声で飲みとか言ってるう
「あったり前、ファンの女の子も来るらしいよ」
さっきぶつかった人と話してる。
なんか私が挟まれてる状況だわ、早く行こう
