返信を待つこと5分。


『どういたしまして。』


とだけ来た。

それだけでもなんだか嬉しかった。

きっと初めてあった時から好きになってしまったんだ。
きっと一目惚れをしてしまったんだ。
きっとあの優しさに惹かれてしまったんだ。

そう思った。

だから私は無理やりだったけど会話を続けた。


『てか急に連絡したりしてごめんね!』
『うん』


『遼くんは兄弟いるの?』
『弟1人』


『バスケはいつからやってるの?』
『小4』


質問は全部私からだし、「!」もないし、面倒くさがられてそうだし、1ヶ月さえも続いてないけどもう連絡するのやめよう、と思った。