リレーに出たらわたしは足首を痛めた。
なんとか走りきったしたぶん誰にもバレてないはず。

痛いのを我慢しながら人っけの少ない日陰に移動した。
痛い足首を抑えながら、遠くから走る遼くんを眺めた。


10分くらい休んだしそろそろみんなのとこに戻ろうと思い立ち上がろうとした。


「っ!痛っ」


うわ、、思った以上に痛めちゃったみたいだな…。


「ちゃんと冷やせよ」


顔を上げるとそこには遼くんがいた。


「な、なんで、、」

「ほっとけないって言ったろ?」


そう言いながら私の前にしゃがんだ。


「乗れよ」


いやいやいや!え!?恥ずかしすぎるでしょ!!
むりむりむり!