「やだよお姉ちゃん!!」

「そんな…」

みんな騒ぐ。

「…絶対。死んだりなんかしないから。」

「…咲…」

「…そう言って死んだりしても。恨まないでね。」

私は、笑ってそういった。するとお母さんが私を抱き締めた。

「…当たり前じゃない。…でも、生きてなさいよ。」

「…生きてたいけど…。もし、ゆかや、郁に危険が回ってきたら、私、自分の命に代えてもゆかや、郁を助けたいな。」

お母さんは、ただ泣きながら、笑顔で私を抱き締めてくれた。