あ…悪魔狩り…??

「詳しく説明しよう。このクラスには、悪魔がいる。本当の悪魔じゃなくて、将来、殺人者になる恐れがある奴の事を言う。恐れと言うが、悪魔の奴はほとんど殺人をする未来が予想されている。このクラスには、そいつが、潜んでいるんだ。だから、4人1ペアになりなさい。ルーレットを回した後選ばれたチームは、悪魔だと思う人を1人選びなさい。そしたら…。」

「…そし…たら?」

私は言った。

「そいつは…殺される。」

「…えっ…。」

私は言葉を失った。どうして、私たちが?私。悪魔なんかじゃないのに、何で、何で、何で?

「悪魔は、誰なのか、死なないとわからないんだ。ただ、分かるのはこの中にいるとしか…。」

「そんなの…やだよ。」

後ろの席の中川さんが呟く。