「いよいよ高校生活始まるね~!」

「うん!」

「とりあえず自分の席座るらしいよ~」

何気ない会話をした。そして自分の席につく。隣は…

「…郁(いく)!?」

「…おー!金原(かなはら)じゃねーか!」

金原とは、私の名字だ。今話した男子の郁は、私と中学校から同じ学校で、同じクラスの時はよく話していた。中2以来話してなかったから久しぶりの再会。なつかし~

「郁もここなの?」

言っちゃ悪いけど、ここは結構進学校で、250点満点中200点はとらないといけないはず。郁なんて中2の時150いってたかも怪しかったはず…。

「今お前何で馬鹿な郁がここに?とか思っただろ」