チリリリリリッチリリリリリッ!
「林檎ー起きなさーい入学式遅れるわよー」
いつもの朝でも今日は入学式
私は親友の凛花と家から1番近い高校に入学する
いつものように朝からお母さんが私を呼ぶ
ガチャ。「あっ!」忘れちゃいけない
今年も探し続けるあの人を
「お待たせ!」
笑顔でお母さんの前に立った私を見たお母さん一瞬固まった
「いーじゃない!お姉さんらしい
浩太にも見せてあげたいわ。
ねぇ林檎大きくなってくれてありがとう
これからもそばにいてね」
ちょっとびっくりしたから私はなにも言わず
ニコッとして家を出た
家の前には凛花と凛花のママが立っていた
「お待たせ。凛花、凛花ママ。これからもよろしくね!」
「こちらこそよろしく。
ねぇまだ持ってるの?浩太って子からの手紙」
当たり前だよっ!心でそう思った
「うん!探すんだ。彼のことを」
「ふーん。よくそれだけ長いあいだ探せるわねあたしならとっくに諦めてるわ
そんなに長いこと探せないもの。
そーゆうとこ羨ましいよ。」
凛花…。私の父も凛花の父も同じ会社で凛花の父が建てた会社。まぁはっきり言うと凛花は社長令嬢ってこと。私の父と凛花の父が親友で
仲が良く私と凛花もなかよくなった