「サンタさん、あなたがいないことはもちろん知っています。信じてないです。
でも、いるかもしれないから。
お願いをします。
クリスマスの1日だけでもいいんです!
この段ボール彼氏を本当の彼氏にして下さい!」


 そう、サンタさんなんていない。


 でも、でも、リア充になって、クリスマスデートを楽しみたいんだよぉ~。


 それに、ボッチはやだっ!


 あたしは、クリスマスイブの夜にツリーの前でサンタさんに叶わないプレゼントをお願いをするのだった。