「勝負は俺の負けだ!

約束通り、お前の言うこと何でも聞いてやる!」

かめさんは戸惑います。だって、約束はうさぎが勝手に決めたもので、

かめさんは自分が勝つなんて微塵も思っていなかったので

約束など考えているはずもありませんでした。

かめさんなりに一生懸命考えました。

その間、うさぎさんはかめさんを急かす事なく、

かめさんの言葉を待ち続けました。

「…で…では、私に対する態度を…少し変えていただきたい…です…」

「…おう」

「それと…これは…うさぎさん次第なのですが…

よかったら…今度私の家でお茶をしませんか…?

美味しいお茶菓子も用意しておきますので…」

「え…いいのかよ…」

「は…はい…

もちろん、無理にとは言いません!」

「いや、嬉しいよ…

つか…今までお前を傷付けるような事ばっか言って悪かったな…

それも全部………だから…」

「え…?すみません…聞こえなかったのでもう1度お聞かせ願いしたいのですが…」

「な…何でもねえよ!気にすんな!///」

「は…はい…!すみません…」

「お前悪ぃ事してねえんだから謝んな!///」