「間近に見るとまじでかっこよくない?」


「本当にツートップとおんなじクラスなんだ。嬉しすぎる」


「あのバスケ王子が目の前にっ……!!」



なんて小声で騒ぐやつら。






いや、全部聞こえてるから。









えーっと俺の席は…




窓際の1番後ろか…






みんなの視線を感じながら、自分の席に座った。




大翔は相変わらず、笑い飛ばしてる。



俺は、


「櫻井くん!私の名前は琴乃(ことの)です!よろしく!」

って話しかけてくる女子に


「ああ、どうも。」


って機械的に返してる。






あー早くホームルーム始まれよ。