で、話を戻すと、
その気になったやつの名前が知りたいけど、
どう探せばわからない日々を送っているわけだ。
そしてすぐに月日が経ち、
始業式。
「りょ〜〜〜う!!!! 俺らまたおんなじクラス!」
「大翔と? は?別に嬉しくないんだけど」
「そんなこと言わずに〜。亮ってなんでそんな冷たいんだよ〜。
正直いってうれしいだろ!?
やっぱり、亮と俺はニコイチだよなあ!!!」
大翔には嬉しくないって言ったけど、それは照れ隠し、とかは俺の秘密。
大翔と一緒でよかった。
群がってくる女子に一人で対応するのめんどくさいし。
何より、大翔は唯一の親友で、
誰よりも、気を使わずにいられるし。
新しいクラスは、3年C組。
大翔と教室に行き、
ガラッ。
とドアを開けた。