……。


「あ、さ?」



周りを見ると、俺の腕を枕にしてぐっすり眠る彼女。


(そ、うだった… 俺ら…)




真横に寝る何も着ていない麗を見て、昨夜の出来事を思い出す。



疲れもあってか、爆睡中の麗。



(可愛過ぎ…)


ちゅっ


我慢できずに、彼女の唇に口付けた。





「はぁ… 幸せ。」








麗の誕生日は2人にとって忘れられない思い出になった。