《緒方麗 Side》



(勢いで言っちゃったけど、あまりにも大胆だったかな…っ

泊まりたいと亮に告げてしまって、ほんとに今更恥ずかしくなってきた…)



「はぁ、、…」



ちょっと怖いし、恥ずかしいし、どうなるかわからないけど、わくわくしている自分が確かにいる。



(私、亮のせいで最近おかしい……)



コンビニで明日用の下着を買ったけど、
綾が買ってくれた可愛い下着を着けてたいし…

終わってから新しいのに着替えたらいっか…


と、下着は綾からもらったものを身につけた。



(すっぴんだし…っ 恥ずかしい…
しかも、亮の部屋着… ぶかぶかだし変?かな?)


「り、亮 上がったよ」


私を見た亮が、すぐに顔をそらした。


「や、やっぱり部屋着ぶかぶかで、変だよね…(笑)」


「え、いや、そうじゃなくて。お風呂上がりで、やばい…」



「…っ!!」



「可愛すぎるから、見れない…」


「っ…!!!」



(亮、顔真っ赤だ… そんな亮も可愛すぎる…)




寝る時間になるまで、2人でソファに座って、ゆっくり過ごした。


私の髪を乾かしてくれる亮の手は優しくて、気持ちよかった。


キスしたり、ハグしたり少しイチャイチャしながら、テレビを観て

時間はどんどん過ぎていき、時刻は11時。



「そろそろ、寝る?」


亮が口に出して、それは何を意味するかは、私にでも分かる。



「う、うん…っ!」



(私、大丈夫かなあっ………)