晩御飯も食べ終わり、

俺の用意していたサプライズケーキを出した。



「えっ!! 亮!! ありがとう!!!めっちゃ嬉しいっ!!」



「いえいえ。はい、これも。」


Rの文字がついた、ネックレスを渡す。


「これって、麗の頭文字のR??」


「ん。」


「う、嬉しいっ…!! ありがとうっ……!!!」


「お誕生日おめでとうっ」



すると、麗がいきなり飛びついてきた。


「だ、大好きだよ亮…!!」


(え、何この状況。)


下を見ると、顔を真っ赤にした麗が、俺の胸に顔を埋めていた。


めったに自分からこんなことをしない麗に、とまどう俺。

何も言わずに彼女をぎゅっと抱きしめた。


俺もう今日無理かも。

家に誘う時から、ちょっとは考えてたけど、
やっぱり麗に嫌がられたらにきついし。


でももう理性がもたない気しかしない…



我慢しろ、俺。