「おい!フィー!」
私の肩をポンっとサンが叩いた
「!!びっくりした!まだ、待ち合わせ時間でもないわ」
「それが一つ問題発生なんだ」
「どうしたの…よっぽどのことが無い限り街での会話は禁止よ…!」
「いつものように、物売りになってスワール家の様子を伺ってたんだけど、今日は様子が変なんだ…近くの人に話を聞いたらどうやら王宮の人間が来るらしい!」
「それは、願っても無いことね!王宮の人間が来ることで屋敷は慌ただしいはずよ…私達が紛れ込むのは使用人!その状況ならバレにくくなるはず…!」
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