『ちょ、先輩っ;!』 「愛奈ちゃ~ん♪ 今、なにしてんの? うわっ! 声で分かんの!? 俺、愛されてんなあ(笑)」 そんな先輩の隣で イライラしてるのは俺で、 嬉しそうに笑う先輩を 突き放して携帯を奪った。 『もしもし!? …とにかく! ブランコ公園集合! 以上! 健ちゃんからでした!』 彼女の反応を聞かないまま 俺は一方的に電話を切った。