―――――… そう気付いたのは 先輩のお別れ会の日…。 俺はその夜、 最後に一度だけ サチさんと会ったんだ。 愛奈と一緒に駅まで帰り、 そこで別れてから サチさんと約束していた 場所に向かった。 サチさんから連絡きたのは 中学以来で すごく久しぶりだった。 サチさんと合流して 変わらない笑顔で いつものセリフを 俺に言った。 『お疲れ! 待ってたよ!』