――――――――… 頭の片隅なんて 未熟な俺には無理だった。 考えることは サチさんばっか。 どうやら受験なんかで ついに頭が おかしくなったみたいだ。 根拠も、キッカケも、 具体性も特にない。 でも、泣いてるサチさんを 思い出すたびに 心が痛くてたまらなかった。 そのときの俺は、 泣いてる理由なんて ちっとも考えてなんか なかったんだ……―――。