【…放課後…】


学校が終わったと同時に
俺は彼女を連れて
部室に向かった。


部室に向かう最中に
彼女は何度も
俺に礼を言っていた。




部室に着いてから
俺よりも彼女の入部を
何倍も喜んでいた
マネさんの先輩を

部室の下から
叫んで呼んだ。



彼女はマネさん達を見て
ポカンとしていた。

「ちょっと健ちゃん! 
 もしかして… 
 マネージャーの先輩??」

『………あれ?? 
 言ってなかったっけ? 
 3年のマネさんだよ!』