『僕は、大丈夫だよ。
いつも暇だから。』



その晩、あゆさんからLINEが来た。
この次の日曜日に、また四人で遊園地に行かないかっていう誘いだった。
平川さんとあゆさんは当然大丈夫らしい。
僕も予定はない。
あとは、相川の都合次第だ。



遊園地なんて、久しぶりだ。
一体、何年ぶりだろう…
特にアトラクションが大好きってわけじゃないけど、遊園地っていうのは童心に帰れるっていうか、やっぱり楽しい。
皆で行けるならなおさらだ。



『明日、相川に都合聞いとこうか?』

『大丈夫だよ。
美穂が聞いてくれるから。』



そうだった。
平川さんは、相川の彼女さんなんだから、そんなこと、当然じゃないか…



何なんだろう?このチクッとする感じは…



雑貨屋で買ったあのストラップ…
本当に渡して良いんだろうか?



なんだか、急に心がざわざわし始めた。