「おはよう、美穂!」

「おはよう。」

「……あれ?どうかした?」

「……うん。ちょっとね。」

「どうしたの?」



まずいな。
私ってそんなにわかりやすいのかな?



「あゆ……本音で話して良い?」

「良いけど…どうかしたの?」

「実はね…相川さんがウザい…っていうか、私にはウザく思えてしまうんだ。」

「どうしたのよ、何かあったの?」



私は、昨夜の相川さんからのLINEをあゆに見せた。



「また気付かなかったんだね。
……でも、普通だと思うけど、何がいやなの?」

普通?
そっか、あゆにはこんなの普通なんだ。



「やっぱり、私の感じ方の問題だと思う。
私…これ見てものすごく気分が重くなった。
面倒臭くて、いやになった。」

「あんたねぇ…そんなこと言ってたら、変われないよ。」

あゆは、呆れ顔でそう言った。



「……私にはやっぱり無理だよ。」

「何言ってんの、まだ始まったばかりじゃない。
諦めるには早過ぎだよ!」

「だって……」

「ねぇ…一年とは言わないけど、せめて、そう…半年…そのくらいは頑張らんないと。
純也と別れる時、あんた、あんなに泣いてたじゃない。
あんな辛い想いはもうしたくないでしょ?」

「そりゃあそうだけど…」



そう…あんな想いはもう絶対にしたくない。
でも…私に頑張れるかな??