君が嫌い

題名からしてくだらないと思っていたけど、やっぱりくだらなかった。


学校の夏休みの宿題が終わらなくなったのを境に家に引きこもるようになった勇者。


ダラダラと過ごして5年経ったある日、勇者の相棒であるミョウスケ(枕)が魔王に奪われる。


それを取り返すために冒険が始まるわけだが、内容が素晴らしかった。


実は魔王は勇者の父親で、引きこもり勇者を外に連れ出すため変装していた。


父の奮闘の結果、勇者は外に出るのだけれど、結局魔王の幹部(母親)に勝てず逃げ帰るように家に帰り、再び引きこもりに戻るという映画だった。


久しぶりに涙を流すほど笑った。
いい気分転換にもなってよかった。


でもなんであんなに面白い映画だったのに席がガラガラだったんだろう。


まだこの後も上映するようだし、折角だし今からあいつら誘ってもう1回観に行くか。


ポケットに入っている携帯を取り出そうとするとタイミング良く小刻みなバイブレーションと着信音が鳴る。