「もうそろそろ送る。」
 



暗くなった空を俺のベットの脇にある窓で確認して言う。

でも俺にぎゅーっと抱きついて離れないいる。




「いる?」


「帰りたくない~」




俺だって離したくない。


でもさ、こんな可愛い彼女。

俺が送るからってそんな夜遅くに歩かせたくないんだよな。




「明日の朝も迎えにいくからな」


「…分かった」




珍しくいるの物分かりがいい。





「じゃあ」




本当はまだ一緒にいたいという気持ちを抑える。




「ばいばい、あーくん!また明日!」


「あぁ」





今日もいるは可愛すぎる。