「そっか、新年早々受験の話になるか……」

「え、違うの?」

 白石くんは口元を隠すように手をやり、小さく唸った。

「いや、息抜きに行きたいな、と。んで、その日はみんなでご飯食べてだらだら喋りたい」

「あー、いいね。計画しよっか?」

「いいかな? 勉強の邪魔だって怒りそうなのが約1名いるけど」