階段を下り終わり、前の人に続いて自動じゃないガラス戸から出る。 前の人が押さえてくれなかったから、勢い良く閉まるガラス戸をいっぱいに広げた掌で受け止める。 殺しきれなかった勢いと重さに、少しよろめいた。 けれど後ろから白石くんの手が伸びてきて、重さから解放された。 細い腕なのに、私より力がある。 こういうところで、やっぱ男の子なんだって思う。