「おめでとう。良かったな。」
八嶋先生は心から嬉しそうな表情を見せる。
「ありがとうございます。
……それと、田代さんが後で先生と話ししたいって言ってましたよ。
このメモ渡しておきます。」
私は右手に持った二つの紙のうち、小さなメモを先生に渡す。
「それで……私からも一応先生には2年の時にお世話になったんでこれ、手紙です。
大した内容じゃないから家に帰ってから読んで。」
早くその場を去りたいあまりに、
最後は敬語ではなくなってしまった。
私は右手に残った封筒に入った手紙をささっと渡すなり、
職員室を後にした─────
八嶋先生は心から嬉しそうな表情を見せる。
「ありがとうございます。
……それと、田代さんが後で先生と話ししたいって言ってましたよ。
このメモ渡しておきます。」
私は右手に持った二つの紙のうち、小さなメモを先生に渡す。
「それで……私からも一応先生には2年の時にお世話になったんでこれ、手紙です。
大した内容じゃないから家に帰ってから読んで。」
早くその場を去りたいあまりに、
最後は敬語ではなくなってしまった。
私は右手に残った封筒に入った手紙をささっと渡すなり、
職員室を後にした─────


