「ここちゃん終わった~?」

「!」

ひょこっと顔を出した伸洋さん。そう言えば今の今までどこに…。

台所に入ってきた伸洋さんは、ケーキを見て唖然。変なところあるの!?

「ここちゃん、出来ないことってないの?」

『格闘技は無理です』

「いや、うん。それはそうかもしれないけど…」

ハッキリとしない伸洋さんに首をかしげると、参ったなんて言って笑って誤魔化されてしまった。

「というより、奏多、暁!ここちゃんと仲良さ過ぎだろっ!!入っていく勇気もないわ!!」

「いつからいたんですかっ!」

「奏多がここちゃん誘ってるとこからだよっ!」

「割とはじめですねっ!」

奏多さんと伸洋さんのコントのようなやりとりを暁くんと見学。

伸洋さん、そんなに前からいたんだ…。