キーンコーンカーンコーン
日直「起立!礼!」
みんな「お願いします!」
ガヤガヤ ザワザワ
この挨拶が普通。
先生が喋っててもみんなが喋るのが日常。
でも...違う。この日常は作り物なんだ。
【1時間目 普通の日常】

みき かな はすみ ちひろ
美希、華奈、羽純美、千飛路は中3の学年で1番目立ってた。
私...まなかも前まではそのグループの一員だった
そう、中1の頃は...
ガヤガヤ
美希「暑ーーーい!夏って本当に大っ嫌い!」
華奈羽純美千飛路まなか「それなーーー!!」
美希「誰かアイス買ってきてよー」
千飛路「まなか行ってこーい!」
華奈羽純美「さんせーい!」
羽純美「行ってきてよ!ね!おねがーい」
まなか「もー仕方ないな。」
(また私かー。最近いつもそうだな。ま気のせいかな?)
まなか「じゃあ、みんな1人ずつお金ちょうだい!」
美希「...は?何言ってんの?笑全員分あんたが払えって言ったでしょー?」
まなか「え!聞いてないよ!私もお金無いんだから!」
華奈「あー私今日お金家に置いてきた!」
羽純美「あ、私も置いてきた!」
千飛路「私もお金なーい」
美希「はい、みんな無いから!よろしく!」
まなか「もー今日だけだよ。」
(前もこんなんだった気がするな。)
その事はずっと続いた。だから私は勇気を出して
まなか「ねぇ!最近私パシリ感覚じゃない?それにお金とかももうないし!」
美希「ふーん。だったらこのグループから出ていってー。」
まなか「え?!なにそれ。ひどくない?今までずっと一緒に」
ダン!!!!!!
まなか「え、、、」
美希「何言っちゃってんの?今まで一緒にいた?ふざけないでよ一緒にいてあげてんだから。パシリにされたくらいでなんなの?」
華奈羽純美千飛路「ふふふ、クスクス」
まなか「な、、なにそれ。」
美希「あんた、もういらなーい私の視界に入らないでー。」
(ひどい、ひどいよみんな)
次の日...悪夢は起こった
ガラガラいつものようにドアを開ける
するとみんなの視線がこっちにあった
私はん?なんだろと思った
いつものように朝起きてしていつものように登校していつものように机へと向かう
だけどそんな日常は今日から悪夢へと変わっていった。
まなか「え、なにこれ」
机へバックを置こうとした大量のいたずら書きがあった。
すると、どこからか
「クスクス、やばー、うわー、可哀想」
と言う声が一斉に聞こえた。
私は声も出せなかった。
頭の中がグルグルした。 すると...
美希「あれあれ??どうしたの?その机ーちょー汚いんですけどークスクス」
まなか「みきたちでしょ!」
私はやっと状況を理解した
私が昨日言った一言が気に食わなかったんだ。と
美希「えー私たちがやったって証拠はー?え、もしかして決めつけ?!ひどーい」
まなか「え、だって、、、」
美希「調子乗るなよ、決めつけとかチョー最低だから。覚えとけ。」
スタスタ、あぁ、これから私の人生最悪だ。悪夢が始まるのか・・・。