そう言って彼女は右手でギュッと握り返してくれた。 「そうだね、僕らのペースで形にしていこう。」 僕は彼女の左腕を。君は僕の右腕を。 これははじめの一歩。 お互いの一部を体に入れただけ。 世間からなんと言われようとも僕らの愛は変わらない。 ゆっくりと、僕らのペースで、愛の形を作っていこう。