_____ 「ねえ!ママぁ!!あの男の子と女の子片腕が無いよ!!」 「シッ!そんなこと言っちゃ駄目でしょ!」 僕たちの横を通った親子のお母さんが頭を下げてから早足で去っていた。 僕は左側にいる彼女の手をぎゅっと握った。 「片腕だけで良かったのか?」 彼女はニコッと笑った。 「うん。ゆっくりでいいじゃない?私たちの愛を完成させるのは。」