あたしの名前はりま、年齢25歳、容姿そこそこ。



昔からなんでもそこそこ出来る人間だった。
勉強も、スポーツも。
つまり秀でた才能が何一つ無いってこと。

うちの家は完全なるかかぁ天下。
母親に逆らう者なんて1人も居ない。
父親も、叔母も、もちろんあたしも。

あたしは3歳の時親の勧めでモダンバレエを始めた。
何が何だか分かんないままステージに立ち、踊った。
その昔の感覚が今のあたしを作ったのかもしれない。

うちの親は両親ともになんでも一番が好き、目立つのが好き。だから娘のあたしがステージに立つのを何よりも喜んだ。
両親は2人ともバツイチで結婚して子供はあたし1人。
高齢出産だったせいか25歳になった今もかなりの過保護。学生の頃はウザかったものの、今となっては本当に大切に育ててもらったと感謝している。

ただ、素晴らしい親だとは決して言えないだろう。
それは後々話すことにして、大切に大切に育ててきてもらったあたしの現在の職業。

それは













ピンサロ嬢












そんなあたしの生きてきた道、そしてあたしが今一番望むこと、それは















あなたに好きと言われたい