ねぇ、先生?

なんでそんな顔してんの?

ねぇ、ママ?

なんで泣いてんの?


死ぬわけないじゃん!

冴凛「違うでしょ?先生?私死なないよね?」

先生「IABPをつければ可能性はあります。」

IABP?

冴凛「私の心臓はそこまでやばいんですか?IABPは延命治療ですよね」

先生「賢いね」

冴凛「私はIABPはつけません。IABPはただの時間稼ぎにしかなりません」

ママ「いいの?それで」

よくないよ、よくないけど

冴凛「私は無意味な延命治療をするつもりはありません。ママごめんね。親孝行なに一つできなくて、ごめんなさい」