「あ、ハユ、ロシルーの準備しよう」 智はベッドの上に投げ出した荷物を引き寄せ、ベッドの端に腰掛ける。 「ロシルー?」 聞き慣れない言葉に、首を傾げる。 新しいカンガルーか何かの名前か? 「ロシアンルーレットの略」 顔を上げることもなく、さくっと言われる。 人のことは言えないが、やっぱり智にネーミングセンスはないと思う。 女子高生じゃあるまいし何でも略すとか、新しい日本語をいちいち作られるとこっちは困るんだけどな。