「いいの? お邪魔じゃない?」 「いいのいいの。男二人とか、むさ苦しいだけだから」 「じゃあ、お邪魔させてもらいます」 チィはぺこりと浅く頭を下げて、腰を下ろした。 それを見届けてから、俺もコンビニの袋を取り出した。 チィは鞄から小さな布包みを取り出して、布を解いたら中からくまの描かれた蓋の小さな2段の弁当箱を取り出した。 「弁当ちっさ!」 俺もそう思ったが、智は反応が多少オーバーだと思う。 長いこと見てきて、突っ込むのすら面倒臭いからしないけど。