「では以上でおしまいにしたいと思います。この後はちゃっちゃとお風呂に入ってさっさと寝ちゃってください。大浴場は25時まで、明日の朝食はここに7時半です。教授、何か付け足しはありますか?」


 全ての出し物が終わり、ユウキ先輩がする案内を聞きながら時計を見れば、いい時間になっていた。

 これから風呂に入って寝て起きれば……うん、6時間は寝れる。

 最低限の睡眠時間が確保できることもわかり、少し安心した。

 世の中には2、3時間寝ただけで普通に生活できるけったいな体を持った人もいるらしいが、生憎俺の体はそんな風にできてはいない。