「いいよ、行こっか?」 笑顔で彼女の提案を受け入れ、立ち上がる。 彼女も少し遅れて立ち上がって、そうしたらいきなりよろけた。 咄嗟に二の腕を掴んで肩に手を回して支えたら、彼女がびっくりしたみたいに体を強ばらせた。 「ごめん、大丈夫?」 悪いことをしたと思い、すぐに手を離す。 ふるふると首を横に振り謝罪と質問のどちらに対してかはわからないが否定を表した彼女は、歩きだそうとするとまたよろけた。 右足を庇うような歩き方に、違和感を覚える。 「どうしたの?」