「夕食終わったら、俺らの部屋で軽く出し物の打ち合せしとこうな」 エレベーター横の階段を降りていく。 修学旅行同様、一般客の迷惑になるからとエレベーターを使わせてもらえないからだ。 「わかった」 食事をする桜の間は1階下の4階で、既に生徒達が続々と集まってきていた。 「ハユは女子に声かけて。俺は男子に声かけるから」 すい、と人込みの中遠ざかろうとする智の襟首を、後ろからがっちり掴む。