俺の日常。

「海人くぅーん!」

また、きた。

「今日はぁ、デート行こうね?」

とろい口調で話しかけてきたのは、クラスメイトの加山 楓(かやま かえで)

「俺は、お前とデートなんて行く気はない!」 

「なんでよぉ。」

「好きな人がいるんだ。」

「もしかしてぇ、私ぃ?」

こういう勘違い野郎は、無理だ。

「俺から離れてくれ。」

「もぅ、分かったぁ。」