人間刈り 華は馨り、散って逝く

『どうしようか。』

『わ!まずい!もののけ姫の奴、もう気やがった。』

『ほら!隠して!』

少女は少年を急かした。
少年の手には、もののけ姫と呼ばれている少女の御守りだった。

その御守りは、少女の死んだ叔母の持ち物。
死ぬ間際に形見だと言って渡された物だった。

そして、そのもののけ姫の本当の名は、「千弦姫」と言った。