「千弦………」

「え?」

「千弦ううううううううう!」

母様………
まずい。
そろそろまずそう。

「行けない………止めなくては……母様!」

私は、母様の肩に手を触れ、グイッと引こうとした。

「ぐあぁっ!」

「か…………」