でも、私は、自分の手を汚したくはなかった。

あの、最低な親子供と同じになってしまいそうで。
それは、とてもじゃないけれど、いやだから。

時々、頬を伝う涙も、たまに憎らしく思います。

こんなに泣いたって、思ったって、私の現状は変わりないんですもの。

あゝ。
あの空を飛ぶ鳥のように、私も飛んでいけたら……

でも、私は人間なので、あのように飛んでいけません。