「ん…………」

目を覚ますと、一面にお花畑が広がっていました。

そっか。
私は、昇天出来たのよ。

「千弦姫様!」

そして、また、あの懐かしい声がするの。

そう。
私をかばって死んだ、あの少年。

寂しかった。
会いたかった。