「あれ?ここは、何処?」

固く閉じた瞼を開くと、そこには、私が知らない世界がひろがっていました。

でも、一瞬にして分かりました。

ここは、『あの世』と呼ばれる世界だとね。

そうか。
私、死んだのよ。

空間。
空。
空気。

全てが『始めて』であり、とても慣れない場所でした。